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注文住宅の費用は?大津市での坪単価を調査
商業施設も多く、京都や大阪方面へのアクセスも良い位置にある大津市は滋賀県内でも人口が集中している地域です。県内でも住みたい街の上位に入るほどの人気ぶり。そんな大津市で家を建てるには、どれくらいの費用がかかるのでしょうか?
大津市では大津駅エリアが高価格
滋賀県や大津市の土地代の推移については、「土地代データ」から調べることができます。
「土地代データ」によると、滋賀県の2020年基準地価は平均して5万5967円/m2※。坪単価は18万5016円/坪。変動率は-1.15%と下落傾向にあります。基準地価ランキングは47都道府県中16位で、変動率ランキングは31位です。
大津市のデータをみてみると、2020年基準地価は平均して9万5786円/m2。坪単価は31万6650円/坪※。変動率は-0.63%と下落しています。市町村による基準地価ランキングでは192位、変動率ランキングは533位です。
さらに詳しくエリアベルに見てみると、「大津駅」エリアが一番高い地価で平均18万9500円/m2、坪単価の平均は62万6446円/坪※です。最も低価格なのは「北小松」エリアで、地価で平均1万8000円/m2、坪単価の平均は5万9504円/坪と、大津駅エリアと比べて大きな差が見られます。
大津市の坪単価が滋賀県の坪単価を大きく上回っていることからも、大津市がいかに人気の高い土地かがわかります。大津市での坪単価は、エリアによって最高値の約19万から最小値の約2万と幅がるので、土地を探す際には予算とエリア別の坪単価を見比べて決めるのがよさそうです。
滋賀県での注文住宅にかかる金額
国土交通省による住宅着工統計の調査報告や、滋賀県でフラット35を活用した人への調査などから、滋賀県でかかる平均建築工事費は3千万前半。全国平均よりも少し多いぐらいですが、これは他県に比べて一戸当たりの面積が広いからでもあります。
注文住宅の延べ床面積の全国平均は39坪ほどですが、滋賀県は40坪と少しだけ広い面積。そのため、工事費が高くなってしまうのですね。
では、構造でみるとどれくらいの金額がかかっているのかというと、木造の注文住宅で2千万ほどで、鉄骨造では3千万ほど、RCでは5千5百万前後といった数字がでています。
RC構造の金額は全国平均からみても高く、これは滋賀県でRC構造の家づくりが少ないのか、工務店の方でも安くすることができないのかといったことが考えられます。
このことからも、滋賀県で注文住宅を作る場合、木造住宅だと全国平均よりも安く建てることが可能。ただ、RC構造だと高くついてしまいやすいといった傾向が見られます。これに土地代も含まれるので、滋賀県の相場は大体3,500~4,000万ほど。
注文住宅を考える際には、これくらいの予算を念頭に置いておくといいですね。