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注文住宅の間取り決めで失敗しないために
注文住宅は、自由に設計できるだけに間取りはとても重要です。理想の家を建てるために注文住宅を選んだのなら、間取りで失敗しないよう慎重に検討しましょう。失敗を知ることで失敗しないことにも繋がります。理想の間取りを作るポイントも一緒に紹介します。
注文住宅の間取り決め失敗あるある
まずは実際に家を建てた人たちの失敗例を見ていきましょう。1度建てた家はなかなか改造できないので失敗例は良い参考になります。
収納が足りない
収納の場所や大きさ、奥行きなどの失敗が多いです。広くても狭くても失敗になり得ることを理解しておきましょう。
- 収納を2階のロフトに作ってしまい、物の出し入れが面倒。
- クローゼットに洋服が全部入りきれなかった。
- 階段下収納を作ったら、昼間でも暗くてよく見えない。
部屋の広さ
広すぎても狭すぎても使いにくいのが、各部屋の大きさです。限られたスペースを区切る間取りは、配分をよく考える必要があります。
- 寝室にテレビと棚を置いたら、ダブルベッドが入らない。
- 脱衣室が狭すぎて1人しか入れない。
- トイレを広くしたら子どもには広すぎて手が届かない。
- リビングを広々ととったら、冷暖房が効かなくて光熱費がかかる。
音
家を建てる際、あまり気にしない生活音。外の音だけでなく、家人がたてる音の事も考えておかないと、失敗に繋がります。
- リビングの真上に子ども部屋を作ったら音が響いてうるさい。
- 電気代の安い深夜に食洗機を回したいが寝室に響いて眠れない。
- 吹き抜けにしたらリビングの話し声が家中に聞こえる。
室内外からの視線
見落としがちな外からの視線や、家の中でもプライバシーを守れない失敗がよくあります。
- 玄関を入った正面にリビングがあり、外からリビングが丸見えに。
- 窓を大きく取りすぎて、前の道を歩く人の視線が気になる。
- お風呂や脱衣所を外から見えやすいところに配置してしまった。
- 窓を開けたら隣人と目が合った。
理想の間取りを作るためのポイント
理想的な間取りを作るためには、いくつかのポイントを抑えておきましょう。家族の人数や将来の変化にも対応できるよう考えることも忘れずに。
動線を意識する
生活の中心となるリビングとキッチンから間取りを考え、生活の動線を意識した配置にしましょう。洗濯と物干し、掃除の順番、玄関との位置関係など、キッチンを中心にスムーズに回遊できる間取りを考えれば、無駄のない動きができる間取りになります。
生活音のことも考える
特に2階建て以上の場合は、階下に響く音のことにも配慮が必要です。部屋だけでなく、お風呂や洗濯、キッチンなどでも音はしますので、静かにしたい部屋の側には作らないなどの工夫をしましょう。
家具・家電の配置もイメージしておく
間取りを考える時には、家具や家電を入れたイメージをしながら広さを検討しましょう。この部屋にはどのような家具や家電を入れるのか想定しておけば、部屋の広さやコンセントの数や位置もあらかじめ設計できます。
収納したい物の量や使う場所を考える
収納が足りない、使いにくいとなる前に、収納すべき物がどのくらいあるのか把握しておきましょう。また、使う場所や使うタイミングも想定しておくと、玄関、リビング、寝室など収納したい部屋もわかりやすくなります。
窓の位置や大きさを考える
大きな窓や明るい部屋は憧れですが、通りからや隣人の視線も考えて窓の位置や大きさを決めましょう。図面だけで窓の位置を決めず、実際の土地を何度も見ながら検討してください。
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